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魚醤料理でおもてなし

秋田県にかほ市では、2014年から地域活性化のために、地元特産である「旬鱈」を原材料にした「鱈しょっつる」を開発し、それを使った魚醤料理を様々なお店で提供しております。メニューは鍋料理やラーメンだけではなく、どらやきやプリンなどバラエティに富んでいます。

また例年1月上旬から2月上旬にかけては、「んだっ鱈、にかほ市へ」という旬の鱈料理を市内の宿泊施設や飲食店で召し上がって頂けるキャンペーンも実施しております。是非一度にかほ市へお越しください!

鱈しょっつるのブランド化について

にかほ市商工会では地域活性化策として『にかほ鱈しょっつる』というブランド名の下ににかほ市の魚であるタラ(真鱈)を原料に製造した『鱈しょっつる』を使ったメニューやお菓子等を地域の商工業者と共に開発販売をして活動しています。鱈しょっつるは真鱈と塩のみで製造されているので無添加で安心安全な調味料です。また、魚醤特有の臭いも少なく、ラーメンや鍋以外にもドレッシングやお菓子など様々な料理に使われています。この様な活動をしながら地域商工業の持続発展の為に取り組んでおります。

ぜひ皆さんにかほ市に来て自慢の「鱈しょっつる」をご賞味下さい。

鱈しょっつるとは

にかほの旬鱈

タラは、深海に生息する体長1m・重さ20kg以上にもなる大魚で、単に「タラ」といえば、普通は「マダラ(真鱈)」を指します。

タラの語源には諸説ありますが、皮が斑模様になっていることから「マダラ」の「マ」が欠けて「タラ」と呼ぶようになったという説が有力と言われています。

漢字の「鱈」の文字は、「冬に多く獲れる魚」という意味で、この文字があてられています。

また、「大口魚」とも書かれ、大食漢なので「たらふく食べる」の「たらふく」の語源になったとも言われています。

鱈は全ての部分を利用することができ、特徴的な白身は鍋の具・焼き物・揚げ物などに、骨はザッパ汁に、白子(ダダミ・にかほ市内の方言)はダダミ汁に、鱈子(鱈の卵)は生食調理するなど捨てるところがありません。

にかほの鱈しょっつる

魚醤(しょっつる)とは、魚介類を原料に塩漬けし、その後、沸騰させてろ過抽出した魚醤油です。

魚介類を塩漬けすると、魚自体の酵素がタンパク質を徐々にアミノ酸に分解・液化し、独特な旨味や風味を持つ醤油に似た発酵調味料になります。

日本海に面したにかほ市では江戸時代からタラ漁が盛んで厳寒の日本海に挑む漁師達の雄姿は昔から語り草になっていたそうです。

「にかほの鱈しょっつる」は、その雄姿を今に伝える漁師たちの手で金浦漁港に水揚げされた新鮮なタラを原料に、塩などと共に独自の製法で発酵・熟成させてつくられており、旨味成分が強く、一般的な魚醤に比べ臭みが少なく、和食・洋食・エスニック料理などなど幅広い料理に使えるのが特徴で、タラでつくられた魚醤は各地で作られている魚醤の中でも珍しい存在と言えます。

商品の紹介

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「鱈しょっつる」は、6次産業化ネットワーク活動交付金を活用して、日南工業が製造した調味料で、旨味成分が豊富で一般の魚醤よりも臭みが少なく、幅広いメニューにお使いいただける調味料です。「うわてん」という商品名で、秋田県内のスーパーや道の駅など観光施設で販売しております。是非ご家庭でも「鱈しょっつる」をご利用ください。

にかほの掛魚まつり(別名:タラまつり)

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にかほ市金浦山神社で行われる、漁獲の一部を守護神に奉納して感謝を捧げ、今後の海上安全と大漁を祈願する「掛魚(かけよ)まつり」。
いつ頃から行われているものかは確かな文献がなく明らかになってはいませんが、一説では約350年も前の元禄の時代から続いていると言われる行事です。

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当日は、金浦漁港に水揚げされた寒鱈を奉納者が担ぎ、厳寒の町内を練り歩き神社に奉納します。

にかほ市民にとって「鱈」は神の魚であり、「鱈しょっつる」は古来より生活に密着した食文化なのであります。

にかほの掛魚まつり

開催日
毎年2月4日(立春の日)
場所
金浦山神社
時間
10時より鱈奉納者出発